長い年月をかけ、自然の中で育まれた天然石、それがパワーストーン。神秘の力で願いをかなえ、人々を幸せに導いてきたこの不思議なパワーをひも解いてみましょう。

パワーストーンの歴史
人間が石を使い始めたのは約250万年前、洞窟の壁画に石を混ぜた絵具で絵などを描いたのが最初だとされています。それ以降、石は狩猟などの暮らしに密着した道具から、ピラミッドや神殿建設に至るまで、世界中の古代文明の発展を支える素材として、人々の生活に欠くことのできないものとなっていきました。同時に古代の人々は、石に不思議な力があるとし、自然がもたらす神秘の力を感じ取り、儀式や護符、魔よけ、占いなどに用いてきました。これがパワーストーンの始まりです。さらに石を装飾品として身に付けることでその力を自分に取り込み、健康や幸せを願ってきたという歴史もあります。現代の日本でも、石の神秘の力を信じて、幸せを求めるとき、パワーストーンは変わらずこたえてくれるのでしょう。

どんなパワーをもつ?
パワーストーンには太古の昔から蓄えられてきた自然の力がインプットされています。そして、そんな石の力と、人々の想いが共鳴すると願いがかなうといわれ、恋愛や結婚、冨、健康、危険回避、魔よけなどさまざまな事柄に力を発揮するとされてきました。ただしそれには、石を愛し信じて活用することが大切です。

医療に用いられていた石も
旧約聖書や古代の医学書などには、石が病気やけがの治療に使われていたという記述がたびたび残っています。また、中国では古来より、自然界のものを活用する文化があり、中医学の中では石を粉薬として服用することもあったようです。このように、石には体を癒す力があるとされていました。

さまざまな色と形
地球の深層部から掘り出されるパワーストーンは世界中を産地とし、その生成条件もさまざま。原石の形状、色、質感、硬さなども違い、それぞれが固有の結晶構造を持ちます。そして、種類によって独自のエネルギーを発し、持ち主に様々なパワーをもたらすとされています。

ジュエリーとの違い
現在存在する数千種類の鉱物のうち、パワーストーンとされているものは約300種類。一方ジュエリーとして認識され、知名度が高く高価なものは20〜30種類ほど。これらに明確な線引きはされていませんが、希少性、財産的価値、美しさなどの優れているものがジュエリーとされています。

※パワーストーンの効果は、科学的な立証はされていません。生活を楽しくするサポートツールとしてご利用ください。